【販促事始1】WEBサイトでの集客とSEOについて

1.自社サイト作ったのに全然人が来ない

WEB関連の仕事をしているとお客さんによく言われるのが「思っていたよりアクセス数が少ない」ということです。「予算をかけてサイトを作ったのに全然アクセスがこないのでがっかり。SEO対策だってやったのにどうして?」という旨のことをよく言われます。
本来サイトを作る前に「サイトを作ることと集客をすることは別モノ」であることを説明されていると思うのですが、それを聞いていないのか、期待が大きすぎたのかわかりませんが、アクセスがないことに意気消沈し、開発をそこでやめてしまうパターンもよくあります。

2.WEBサイトを作だけでは山奥にお店を建てるのと同じ

6個200円で味だってその辺のたこ焼き屋には負けないくらい旨い。でもお店は山奥でバスも通っていないのであればお客さんはなかなか来ないでしょう。
対して、駅前に店を構えればたとえ不味くても多少は売れます。
WEBの世界もそれと同じです。WEBサイトを作って終了ではなく、駅前、、と言わずとも徒歩10分圏内くらいの場所まで移動させることが必要になります。
しかるべき内容で作り込んでいくと自然とアクセスは伸び、「駅前」に近づいていきます。駅近物件になるまでサイトを育てていくことが重要なのです。

3.SEOですぐアクセスは伸びないの?

これは正直わかりません。基本的には競合との兼ね合いなのでどんなにSEO対策と言われる施作を行なっても全く上位表示されない時もあります。それは上位のサイトと比べて評価されていないということになります。「業者に頼んで非リンクいっぱいつけたのに」と言われてもそれが実際どれくらい評価されているかというのは厳密にはわかりません。10年ほど前はSEO業界という市場もあったようですが、今そんなに名前を聞かないのは結局「よくわからない」ということなのです。
ただしSEOの基本的な考え方は知っておく必要があります。それは「検索したユーザーにとって有益な情報があるページが上位表示される」ということです。
「このワードで上位にあげたい」というのであればそのワードで一番有益なサイトを作ればよいということです。
わかりやすいですね。

4.そもそもSEOって何?

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジンを最適化する」ということです。
例えば、あなたが先生だとして、テストの採点をしていたとしましょう。生徒によって達筆で読みやすい回答用紙と、文字は書いてあるけれど判別が難しい回答用紙があるかもしれません。そもそも名前を書き忘れていたりする回答用紙もありました。SEOというのは「読みやすい回答用紙」ということなのです。親切な先生であれば読みにくい回答用紙でも平等に採点するでしょうが、どうしても優劣をつけなければならないのであれば、同じ点数なら達筆な人の方を選ぶはず。点数はよくても名前がなければ大きく減点する先生もいるでしょう。
SEO対策というのはそういうことなのです。「名前を書き忘れるなよ」という話で、真に重要なのはその中身のはずなのです。
もちろん最低限のSEOは必要です。名前を書き忘れたら意味がありません。ただSEOだけに注視するのは得策ではないということです。

5.SEO対策で指定するワードの選定について

SEOに力を入れても無駄という流れで記載してきましたが、もう1点だけ。
「競合がいないワード」は力を入れなくても上位表示されるということです。
わかりやすいのが自社の会社名。自社名で検索すると自社のHPが1位になるはず。だって競合なんていないはずですよね。(大手企業や有名人なら話は別です。逆転現象でファンサイトとかが1位になってたりします)
「SEO対策をしたから会社名だと1位だ」と言っている社長さんに会ったことがありますが、それは騙されてますよと。。は言えませんでしたが。
結局、競合が多いワードはSEO対策をしてもなかなか上位にはあがりませんし、競合が少ないワードはほっておいても上位にあがるというものなのです。

6.じゃあWEBの集客ってどうするの?

SEOに過度な期待をするなという説明が終わったところで、「じゃあ集客はどうすれば」という問題が残ります。基本的には以下です。(ここは思いついたらそっと加筆します)

  • サイトのコンテンツを充実させて上位表示を狙う
  • 広告出稿
  • 別のオウンドメディア(SNS等)を作り誘導する
  • リアル媒体(名刺、チラシ、実店舗、その他)から誘導する

【結論】リアルもWEBもそんなに変わりませんよ

よく「ネットショップは予算がかからないから」とか言いますが、すぐに売り上げをあげたいと思えば集客には広告費がかかりますし、それなら居抜きでリアル店舗という方が手っ取り早いということも考えられます。
ただ、リアル店舗だと立地を変えるには引っ越しするしかないのに対し、ネットショップだと作り込んでいくことで「駅近物件」に育てることが可能です。
(リアル店舗も2号店を駅近にすればいいのですが)
そんな感じでWEBの集客方法についてもそんなにリアルと変わるものではなく、販促のアイデアも共通して使えると考えております。

以上となります。
次回のテーマは・・・・そのうち考えます!