【販促事始2】WEBサイトの作り込みとキーワード広告について
キーワード広告ってなに?
集客のために「キーワード広告」(リスティング広告)を出そうという話になることも多いはず。
そもそもキーワード広告って何かと言われると「このキーワードだとお宅のWEBサイトは評価は低いけどお金を出すなら上位に掲載しまっせ」というような感じのもので、基本的には検索したユーザーが検索結果の上位に出た広告をクリックしたらお金が発生するため、費用対効果の検証がしやすく、よく利用される広告形態となります。
キーワード広告に出稿する際のポイントは以下です。
- 【STEP1】どのキーワードで出稿するか
- 【STEP2】現状のサイトの表示内容で目的を達成できるか
- 【STEP3】予算内で目的を達成できるか
- 【STEP4】出稿するワードで競合がいるか確認する
【STEP1】どのキーワードで出稿するか選定する
予算が無限にあるのであれば、あらゆるキーワードを買えばいいのですが、実際はそういうわけにもいきません。目的に応じたキーワードを買うべきです。
例えば、高円寺に店舗を構えるたこ焼き屋さんが店舗HPを作り、キーワード広告を使って集客をすることにしました。もちろん予算は抑えたい。そう考えると最もよさそうなキーワードは「高円寺 たこ焼き」関連のキーワードであると考えられます。このワードで検索するユーザーは高円寺でたこ焼き屋を探している可能性が高いためです。
対して「たこ焼き屋」のみのキーワードで買うのは得策ではありません。高円寺以外の場所でたこ焼き屋を探している人に広告を出してもあまり意味がないからです。そう考えると「阿佐ヶ谷 たこ焼き屋」なら隣町だから余裕があれば候補になるかもしれませんが、「新宿 たこ焼き屋」だともう難しいでしょう。予算に余裕があるならたこ焼き屋から離れて「高円寺 テイクアウト」などもチャレンジしてみたいところです。
また「高円寺 たこ焼き」関連であっても例えば「たこ焼き 作り方」関連のキーワードは無意味でしょう。たこ焼き屋を探しているのではなく作り方やレシピを探していそうです。
ワードの選定を業者に依頼すると、「広く認知させたいので」という旨のことを言って、無駄なワードにもいっぱい出稿していることが多いです。無意味なワードで出稿していないかしっかりチェックしておきましょう。「店名」や「オリジナルメニュー名」とかが候補に入っていたら激怒してよいと思います。(百歩譲ってライバル店の名前なら・・うーんって感じです)
実際にキーワード広告に出稿するキーワードを選定する際には「出稿すべきワード」と「出稿すべきではないワード」をわけて考えましょう。出稿すべきワードはさらに「指名ワード」「一般ワード」などという専門用語で区分されますが、極力予算を抑えたいならその辺までしっかり考える必要はないでしょう。検索結果で上位に行けないワードを買えばいいのです。
【STEP2】現状のサイトの表示内容で目的を達成できるか
そもそも検索結果に広告を出したとして、最終的に目的を達成できなければ意味がありません。
例えば高円寺のたこ焼き屋さんの場合だと、「高円寺 たこ焼き」で検索したユーザーが広告をクリックして店舗のHPをみました。そこで「お、美味そう。ここ行こうぜ」となれば問題ないですが、「ここは高いな・・別の店はないのか」となれば無意味です。
広告を掲載したからといって結果が得られるわけではなく、重要なのはサイトを訪問したユーザーがどう感じるか。
「6個500円か・・高いな・・・ああ、でも『そばたこ』っていう焼きそば入りのたこ焼きなのか。旨そう。行こうぜ」となるような表示内容を目指しましょう。
ちなみに、「サイトを訪問したユーザーがどう感じるか」というのはUX(ユーザーエクスペリエンス)と呼ばれていて日本語だと「ユーザー体験」らしいです。「UXを鑑みたサイト制作を」とかよく言ってるみたいです。
高円寺のたこ焼き屋さんの場合でUXを踏まえるなら以下に注目してサイトの作り込みをしたいところです。
- 訪問時に即座に「食べてみたい」と思わせる
高円寺を徘徊中に検索している場合はじっくりサイトを見ることなくお店を選ぶ可能性が高いのでサイト訪問時の第一印象がすべて。地図や連絡先、営業時間もわかりやすいところに記載したい - 独自性や優位な部分はとことんアピール
「明日高円寺に行くのでいい店ないかな」と検索している場合はじっくり高円寺の他店舗と比較される可能性が高そう。たこ焼き屋以外もライバルです。うちのたこ焼き屋は「そばたこ」という独自メニューがあるという特集ページがほしいところです。 - 目的達成のために必要な情報を表示しているか
たこ焼き屋に訪問してもらうためには「地図」「連絡先」「営業時間」「メニュー」「価格」など最低限必要な情報がそろっているか。 - サイトは読みやすい構成になっているか
このページのように文章が無駄に長いだけのページは非常に読みづらいです。可能な限り、画像と短文で説明したいところ。文章だけのページになってしまうと読んでくれない人が多いです。
(、、、と、ここまで離脱せずに読んでくれている稀有なアナタに感謝申し上げます!)
【STEP3】予算内で目的を達成できるか
広告を出すにはお金がかかるわけですが、目的を達成するのにいくらまでならお金をかけてもよいか検討する必要があります。
たこ焼き屋さんの場合であれば「1箱600円なので、1回訪問してもらうのにせいぜい100円までくらいかな」というような感じです。ちなみにたこ焼き屋さんであればネット上で目的が達成するわけではないので、広告経由で店舗にくるユーザーの判別をするための工夫が必要です。ヒヤリングするのか、HP上にクーポンを載せるのか、、単純に広告を掲載しない日と売り上げを比較するのか、その判別方法はいろいろ考えられますが、曖昧な部分が残ってしまうでしょう。
ともあれ、予算がかかりすぎるなら広告を出す意味がありません。「リピーターになってくれれば採算とれるので」というのであれば、それも踏まえて最初に「ここまでなら予算を使って良い」というのを決めておくことが大事です。
また、STEP2でしっかりとサイトの作り込みができれば、本来は広告を出さずとも掲載順位は上位になるはずです。
「高円寺 たこ焼き」で上位にならずとも「高円寺 駅近 たこ焼き」で上位になっているかもしれません。
現状の各キーワードでの順位を見ながら、どのワードで広告を出せば予算内で目的を達成できるかを検討しましょう。
【STEP4】出稿するワードで競合がいるか確認する
広告を出して効果がありそうかどうかは、実際にそのキーワードで検索して確認してみましょう。
高円寺のたこ焼き屋さんの場合、「高円寺 たこ焼き」で検索してみと、、上位に広告がありません!
現地で検索する場合はスマホなので、スマホブラウザから検索してみると、、やはり上位に広告がありません!
「じゃあ競合がいないので安く広告が出せそうだ」と考えるのか、「たこ焼きは単価が低いから広告を出して集客しても採算が取れない」と考えるのか、後者が正解のような気がしますね。
ちなみに「高円寺 たこ焼き」での検索結果の最初はGoogleMapの口コミなので、口コミで高評価を得られれば上位表示となるようです。ユーザーも口コミで判断しそうなので、そもそもキーワード広告を出しても意味がなさそうです。
以上となります。
上記のような感じで、キーワード広告を出す前に実際に広告を出す意味があるのかどうかを検討することをお勧めします。
UX云々と書いておきながら、このページは文章の書き殴りでごめんなさい。
そのうち編集します。そのうち。。