【販促事始3】サービスのターゲットを絞り込む
1.販促を企画する時は「誰に宣伝するか」が重要
どんな商品(サービス)にも適切なターゲットが存在します。
それは商品企画の段階から想定しているものと、想定はしていなかったが、後に顕在化するものがあります。
販売促進を企画する際には「今回の販促ではどういう人達に宣伝するか」ということを一番始めに検討する必要があります。
それは今までターゲットとしていた層に再度アプローチするのか、まだアプローチをしていない層をターゲットとするのかで広告やLPの構成が全く違ってくるからです。今回はターゲットを絞り込む際のポイントのお話。
2.商品(サービス)のターゲットを検討する
「その商品(サービス)が誰向けのものなのか」というのは簡単なようで奥が深いです。まずは、その商品のターゲットの区分(セグメント)を羅列しましょう。区分とは「性別、年齢、職種、志向、地域、国籍、人or法人」などです。区分を細かく区切れば「家族構成、身長、体重、悩み」などいろいろでてきますが、どこまで細かくするかというのは広告予算の兼ね合いですが、最初はその商品(サービス)を見て、自分でターゲット層を考えてみましょう。
例えば、「納豆かまぼこ」という商品があるとします。ひとくちサイズのかまぼこの中に納豆が入っている商品のようですが、この商品のターゲット層を考えてみましょう。
最初に思い浮かぶのは「酒のつまみ」です。ビールはもちろん、日本酒にもワインにも合いそう。ウイスキーには・・・合わないかもです。
そうなるとターゲット層はお酒が飲める世代。「20歳以上、晩酌、部屋のみをする人」。性別を区切るかどうかはパッケージ次第かもしれません。
また、この「納豆かまぼこ」ですが、夕食のおかずに使えないかということも考えてしまいます。「夕食を作る主婦(主夫)」がターゲットになります。この場合、年齢層は幅広い感じです。
3.ターゲットがどこで商品を購入するか考える
ターゲットが決まれば自ずとどういう広告がよいか決まってきます。
例えば「納豆かまぼこ」の場合、「夕食を作る主婦(主夫)」をターゲットとするなら、販売場所は当然スーパーになります。スーパーのかまぼこコーナーに並べるのもいいですが、この「納豆かまぼこ」はおでんの具として面白いのでおでんコーナーにその旨のPOPを置かせてもらうと面白いかもしれません。
、、、と、ターゲットが商品を購入する流れを考えるとどういう広告がよいかという部分まで見えてくるのです。
但し、ここで問題が発生します。該当商品の実際の販路とここで考えたターゲットの購入場所が異なる場合があるのです。
じゃあ、「販路を拡大しようぜ」とするのか、現状の販路を踏まえたターゲットを考え直すのか、、その辺の舵取りはその時々で考えればよいでしょう。クライアントからの依頼であれば、その意向に従うのみです。
販促を企画する際にあらかじめ「販路」を把握してからターゲットを考えればいいのではという話もありますが、そうすると視野が狭いアイデアとなってしまいます。商品だけをみてターゲットを見ることで、新しい販路が見えてきた場合、すぐに実現できない販路であってもいずれ使える販促企画として残しておくことができるのです。
以上となります。
商品の現状の販路をあらかじめ把握しておくべきかどうかは検討してもいいかもしれません。そのうち加筆修正します。たぶん。